【青紙とは】
日立金属が開発した安来鋼(やすきはがね)の品番名のうちの一つで
1号や2号があり、クロムやタングステンが配合されています。

これらの成分には鋼の耐摩耗性などを向上させる効果があります。
また、粘り強さも出るため、手削りする鰹節削り器にはもってこいの鋼(はがね)です。

JIS規格に対比させると青紙1号と白紙1号はSK-1、
青紙2号と白紙2号はSK-2に相当します。
仕上がり硬度は、ロックウエル硬度で60以上
ロックウエル硬度とは、先端に半径0.2ミリの丸みをもつダイヤモンドをつけた頂角120度の円錐形の圧子で、
鋼材に一定の荷重をかけ、できたへこみの深さによって硬度を表示してはかります。


安来鋼(やすきはがね)
日立金属株式会社の安来工場で生産された鋼です。
安来工場のある鳥根県の出雲地方は、昔から玉鋼の産地として有名でした。
出雲の玉鋼はきわめて良質で、
日本刀を始めとする刃物用の素材として全国に出荷されていました。

日立金属株式会社安来工場では、一般の鋼材よりもはるかにシビアーな性能を求められる
特殊な鋼材だけを生産しています。

また、、日立金属株式会社の供給する刃物鋼材は
カミソリの素材でも全世界で40%を越えるシェアを占めています。
お馴染みのジレット、シック、ウイルキンソンなど、
グローバル・ブランドの刃材は、いずれも安来鋼です。

松作商店の鰹節削り器一覧はこちら。



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